"MODEL D"を購入。"A-440 スイッチ"が重宝している話。
- SCP
- 5 日前
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先日、ベリンガー "MODEL D"を購入しました。
"MODEL D"は、"Mini MOOG"のクローンのようなシンセで、
"Mini MOOG"と良く似た操作パネルや、ユーチューブの演奏動画のサウンドなどにひかれて購入しました。
筆者は"Mini MOOG"を所有していないので、"MODEL D"と"Mini MOOG"の音の違いを比較する事は出来ませんが、
"MODEL D"は、自分にとっては十分音が太くパンチがあり満足しています。
本家の"Mini MOOG"にも付いている、"A-440 スイッチ"が"MODEL D"にも付いていまして、これがチューニングを合わせる時にとても便利でした。
最初はどのように使うものなのか良く解っていませんでしたが、
使い方を理解しましたので、今回記事を書いてみる事にしました。
"A-440 スイッチ"によるチューニング方法とは?

"MODEL D"はオシレーターが三つ内蔵されているので、一つづつチューニングを合わせます。
一つ目はオシレーター1からチューニングします。オシレーター1以外の音が出ないようにオシレーター2、3、NOISEなどのスイッチをオフにするか、ボリュームつまみを0にします。
チューニングする際の音色は、なるべく癖のない普通の音色にすると良いと思います。
エンベロープの動きがないまっすぐな音にして、矩形波、三角波などの音色にすると良いです。
パネル右側にある、"A-440 スイッチ"をオンにすると、「ピー」という音が出ます。
この音は「ラ」の音なので、MIDIで接続したキーボードの「ラ」を弾きます。
「ピー」と鳴っている音に合わせて、「ラ」の音をTUNEツマミで調節し、聴感上ジャストに感じる所に設定します。

実際にやってみたところ、もし"MODEL D"をベース音色として使うのであればRANGEを"32"の低い音で、ピコピコなど高い音で使う場合にはRANGEを"8"などに設定してチューニングした方が、よりジャストにチューニング出来るように感じました。
オシレーター1がチューニング出来たら、オシレーター2と3も同じ要領でチューニングします。

"OSCILLATOR BANK"の真ん中の列にある下から2番目、3番目の大きなノブがオシレーター2と3のチューニングつまみです。
チューニングが済んだら、曲と一緒に"MODEL D"を鳴らして、音程に違和感がないか聴いてみると良いでしょう。
"A-440 スイッチ"を基準に他のアナログ・シンセもチューニングできる
"A-440 スイッチ"はとても便利で、この音を基準に他のアナログ・シンセもチューニングできるので重宝しています。
もちろん、厳密にチューニングを合わせたい場合にはチューナーを使った方が良いかもしれません。
アナログ・シンセをいくつか使っている場合には、一台づつチューナーに接続してチューニングをするのは結構大変ですので、
"A-440 スイッチ"を使うと、大まかに素早くチューニングを合わせる事が出来てありがたいです。そういう意味でも購入して良かったです。ぜひ活用してみてください。
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